妊娠中の体重管理
妊娠時期により、できる体重コントロール法も異なります。
妊娠時期別の体重管理のコツを紹介したいと思います。
妊娠中の体重増加はなんのため?
ベビーの体重は臨月で約3㎏、胎盤が約400~500g、羊水を入れると、
約5㎏となります。
さらに妊婦さんの身体は、お腹のベビーに血液を送るために、循環血液量が
非妊時より3~4割増加します。母乳の栄養を蓄えるために皮下脂肪がつき、乳腺も
発達します。そのため、臨月にもなれば少なくとも7~8㎏体重が増加するのです。
妊婦の体重増加はいつから?
体重増加として現れてくるのは、個人差があるものの妊娠16週ごろから
脂肪がついてきて体つきがふっくらとしてきます。
妊娠初期の15週目までは体重増加する必要はないため、体重管理をおこない、
太りすぎに注意しましょう。
妊娠中に体重が増加しすぎる事で起こり得るリスク
1.妊娠高血圧症候群
これは蛋白尿やむくみが症状として現れます。悪化すると赤ちゃんの健康にも
影響を与えます。
2.妊娠糖尿病
妊娠中の血糖値があがってしまう病気。赤ちゃんへの影響としては巨大児が生まれる
可能性が高くなったり、早産のリスクが上がります。
3.腰痛
体重が増えすぎるのに伴い、お腹も大きくなるので、足腰に負担がかかるので、腰痛や膝痛が出現します。
4.妊娠戦ができやすい
お腹が大きくなるほか、お尻や、二の腕なども太くなり、妊娠線ができやすくなります。
ほかにも様々なリスクが起こり得ます。そのため、助産師さんは
体重管理のことを健診のたびに口酸っぱく話するのでしょう。
妊婦さんの体重管理方法
毎日決まった時間に体重を測る
一番おすすめするのは朝起きてすぐに測ることです。
朝一番に体重を把握する事で、その日の食事や活動量も意識し、調整しやすくなります。
適度な運動
妊娠中の適度な運動は体重の太りすぎを防ぐだけでなく、ストレス解消や腰痛予防などの様々なメリットがあります。
軽いウォーキングやマタニティヨガなど、無理のない範囲で体を動かしましょう。